あれからおよそ2か月
岩瀬ダムを訪れてみると…
(垣内沙耶記者)「去年の夏から取材をしていて、このあたりは、ウキクサで埋め尽くされていましたが、現在は、水面が確認できるようになっています。」

去年8月と比べると、その違いは一目瞭然。
現在、4隻が稼働しているウキクサ回収船の効果で岩瀬川のウキクサ除去はほぼ完了したようだ。
しかし…
こちらにはまだ青々としたウキクサが。

ここは、岩瀬川に合流する戸崎川で、県は来週から戸崎川でも除去作業を行い、来月中にはすべての除去を完了させたいとしている。
(都城土木事務所・鏡園義幸 課長)「地形的に入り組んだところなどにウキクサの取り残しなどがあろうかと思うので、きめ細やかに作業に取り組んでいきたいと考えているところです。」

着々と進むボタンウキクサの除去。
ただ、川から取り除いただけでは安心できないのが、この植物のやっかいなところだ。
外来雑草に詳しい専門家は。
(南九州大学環境園芸学部・山口健一 教授)「水があればまた再生してしまうので、とにかく水から出して乾燥をさせて植物として死滅させるということが重要。ただそのときに留意が必要なことはボタンウキクサは、種子形成するということも知られているので、岩瀬ダムのボタンウキクサが、種を作るのかどうかを確認することも重要」

