コメの価格高騰を受けた政府の備蓄米の入札が10日から始まりました。
宮崎県内で参加条件を満たす2つの団体のうち、「JAみやざき」は入札に参加しない意向を示しています。
コメの価格高騰を受け、国は、備蓄米21万トンを1年以内に同じ量を買い戻すことを条件とし、2回の入札を経て、放出するとしています。
10日から始まった初回の入札では15万トンが放出される予定で、入札には一定の条件を満たした全国の集荷業者が参加することになっています。
県内では「JAみやざき」と「県主食集荷協同組合」の2つの団体が入札参加の対象となっていますが、MRTの取材に対し、「JAみやざき」は今回の入札には参加しない意向を示しました。
今回、入札に参加しない主な理由について、「JAみやざき」の米穀特産課は「1年以内の買い戻しに対応できるか、先行きが不透明」などとしています。
また、2回目の入札については初回の価格相場などを受け卸売業者の意見も踏まえて決めたいとしています。
一方、「県主食集荷協同組合」は「入札の参加については回答できない」としています。