酒造りに欠かせない「洋樽」に注目します。
実は、国内でも珍しい洋樽専門の工場が宮崎県都農町にあります。
国内外から注文が殺到する工場のこだわりの洋樽づくりを取材しました。
国内でも珍しい洋樽製造の専門メーカー
高鍋町の焼酎蔵、黒木本店。
本格焼酎「百年の孤独」は全国的にも有名で、その熟成に使われているのが、洋樽です。


この洋樽、製造現場は都農町にありました。
(有明産業 奥平将一朗工場長)
「これが完成した樽になります」
天井高く積まれた洋樽。
ここは、国内でも珍しい洋樽専門メーカー、有明産業の工場です。


京都府に本社を置く有明産業の創業は1963年。
元々、木箱の製造や販売を手がけていましたが、県内の焼酎の蔵元から樽のメンテナンスを頼まれたことをきっかけに、1984年、都農町に工場をつくりました。

(有明産業 奥平将一朗工場長)
「酒造りの味を決めていくというところで、まずは調達のところから木材をしっかり調達して、どういった材料がお酒に合うかというのは調べつつ、洋樽の製造を行っています」
