宮崎県日南市議会では議員定数を2人減らし、17人とする条例改正案が賛成多数で可決されました。
この改正案は、再来年の市議会議員選挙から適用されます。

おととし4月の日南市議会議員選挙は、1950年の市制施行以来、初の無投票となり、これを受け、市議会の議会改革推進特別委員会は、去年7月、議員定数を現在の19人から2人減らし、17人とする方針を決めました。

しかし、その後、市自治会連合会は、市議会に対し、削減数を4から5とするよう要望書を提出しています。

こうした中、25日、開かれた日南市定例議会で市議11人は、定数を2人削減する条例改正案を提案しました。

削減数を2とした理由について、議会改革推進特別委員会の中尾貞美委員長は、大幅に定数を減らすと住民の意見が反映されにくいなどとし、採決の結果、賛成多数で可決されました。

(議会改革推進特別委員会 中尾貞美 委員長)
「全然議員がいないとこもあるというような状況が出てくるということもあって、これ以上(定数2以上)削減というのはちょっと問題かなと思っておりました。今日承認してもらいましたので、よかったと思います。」

市議の任期満了は再来年4月で、議員定数17での選挙は、次回の市議選から適用されます。