斜め向かいの家の防空壕に逃げ込むと

当時、森山さんの自宅があった場所を案内してもらいました。

(森山さん)
「ちょうどこの辺り・・・」

宮崎市広島の別府街区公園。ここに森山さんの自宅がありました。
森山さんが斜め向かいの家の防空壕に逃げ込むと、そこには近所の人たちが避難していました。

(冊子より)
「壕の中では小さい子供たちが一斉に泣き出すと同時に近所の小母さんたちが大声で神様、仏様、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経と大きな声で祈りはじめました。(中略)壕の中では天井の隙間から落ちてくる砂とほこりで目も開けられず、呼吸もしづらいのでタオルを口と鼻に当てていた」

(森山修さん)
「爆弾とあの振動は怖かったですけれども、しっかりしないとという気持ちの方が強かったんじゃないでしょうか」