夏休みも残りわずかですが、夏を制するものは受験を制すると言われます。宮崎県内でも、年々過熱していると言われる中学受験。その背景を探りました。


宮崎市の学習塾


真剣な眼差しで、小学生たちが授業に臨む、その目的は…

(学習塾の受講生)「中学受験をするためです、(受験まで)あと半年を切ってしまっているので、休む暇もなく頑張って勉強をしていきたいと思います」
「中学受験をしようと思ってこの塾に入りました、ライバルに負けないように頑張ろうと思う」


この学習塾に通う小学生で、中学受験を目指しているのは、宮崎県内全体で、現在、およそ400人。小学生を対象にした県内の教室数は11校と、20年前に比べ、3倍近くに増えている。

そうした塾の需要が高まったきっかけの一つが・・。

2007年・宮崎西高校附属中学校開校


(昴大塚校・瀬戸口佑輝 教室長)「宮崎西校附属中学ができまして、その時に一気に宮崎県内で中学受験の熱が高まった。児童数はどんどん減少しているが、中学受験を受ける人数はどんどん増えていますので、受験熱は高まっていると」


また、ほぼ同時期の2000年代には、私立中学校の開校も県内で相次いだ。