政治と宗教の関係が問題となるなか、宮崎県宮崎市の清山市長は、旧統一教会の関連団体が関わるイベントを、過去3年間に2回、市が後援していたと明らかにしました。
宮崎市は、政治と宗教団体の関係が問題となっていることを受けて、3年前までさかのぼって宗教団体が関連するイベントを後援していないか調査しました。
その結果、去年3月に開催された自然保護をテーマにしたイベント「宮崎未来づくりフォーラム」と、先月開催された世界平和を訴えながら県内を自転車で走る「ピースロードin宮崎」を後援していたということです。
いずれのイベントも旧統一教会の関連団体が関わっていました。
宮崎市は、特定の宗教や政治団体を宣伝・支持する意図があると認められるイベントは後援しないことにしていますが、いずれも宗教団体との関連が分からなかったということです。
(宮崎市 清山知憲市長)
「後援を決める時点で主催団体に関して本市としては深く理解していなかった部分もございます。今後、こうした同様の団体が後援依頼をしてきた場合においては基本的にはより厳しい審査をしていかなければならないと思っています」
「ピースロードin宮崎」は、宮崎市のほか、県と都城市、それに西都市も後援していました。
なお、MRTは、去年3月に開催された「宮崎未来づくりフォーラム」を後援していましたが、MRT総務局は「旧統一教会との関係は把握していなかった。今後、より詳細な内容把握に努め、判断、対処していきたい」としています。