静かなデジタルもいいと思うが

現在、国内でこの「パタパタ」が稼働している空港は、宮崎以外に、函館空港や大阪・伊丹空港の一部、それに鹿児島・徳之島空港などごく一部となっています。

デジタル主流の今でも宮崎空港ではあえて最新のものに変えず、このパタパタを残しているということです。

(宮崎空港ビル 前田剛宏取締役総務部長)
「静かなデジタルもいいと思うが、こういう『パタパタ』と音がすることによって、出発する人にはこれから旅行・飛行機に乗る高揚感を。それから、到着ロビーでお出迎えするお客さんには、動きと音で旅情をそそるというか、『旅に行きたい』とか、そういったものを感じてもらえるんじゃないかと思っている」

一方、空港の利用客はどう感じているのでしょうか。

(利用客)
「やっぱりこっちの方が臨場感がある。もうすぐ来るとかあと何分とか、時計を見ながら」
「全部が最新になって、あまりに便利すぎたら(宮崎に)帰ってきた感がなくなる気がする」
「いいですね、安心ですね、見ていて」
「ノスタルジックでちょっと古い感じがいいかなと思う」