能登半島地震で被災した門前高校。
野球で町を元気に!「地域おこし軍団」のいまを取材しました。
門前高校野球部2年・登稜真選手
「大きい地震で夜フラッシュバックして、なかなか寝られなかったりってことが多々あって…当たり前の生活というか、当たり前に学校に行けたり、ご飯を当たり前に食べられる、その当たり前のことにすごく感謝している。」

門前高校野球部2年の登稜真選手。
登さん
「1か月とちょっとぶり」
美容師の西さん
「坊主じゃなくていいんですか?坊主にする?」
登さん
「いや、おそらく春までには…」
美容師の西さん
「シーズン入りしたら」
登さん
「たぶん坊主にします」

1月1日の地震で被災した門前町道下の自宅は、応急危険度判定で3段階のうち最も危険度が高い「立ち入り危険」の赤紙が貼られていました。

登さん
「グローブがなくなって、いま友達から借りている。もうたぶん家入れないのでなかなか…」

母・智美さん
「崩れた家の中でグローブがないって言って探してて、見つけられなくて、野球どころじゃないしってあきらめてるというか、自分が3年になって大会までの期間も考えたら、たぶん無理だろうなという気持ちがあったんだと思う」

現在は、門前高校野球部OBでかほく市に住む兄・柊士郎さんの家に暮らす登さん親子。避難生活の中で、一度はあきらめた野球への思いが徐々に募ってきました。