石川県能登町でも学びの場が再開です。町内の中学校では11日から時間を限って子どもたちに学校が開放されました。

教師・生徒
「おはよう」

石川県能登町の小木中学校では生徒に安心してもらおうと、11日から時間を限定して学校が開放されました。

小木中学校 倉見淳校長
「こんなことになって何とも言えない気持ちだけど、『きょうから1時間くらい勉強するよ』って言ったら、半分くらいの人が来てくれて良かった。ぜひ自分たちのできることを積み上げて欲しい」

11日は全校生徒31人のうち15人が登校し、教室で自習などをしていました。小木中学校では地震による建物への被害はなかったということです。

3年の男子生徒
「最初は津波があったので車で寝てたけど、あとは自宅で過ごしていた。勉強ができるっていうのは幸せです」
記者
「どんな気持ちで過ごしていた?」
3年の女子生徒
「心配で早く会いたいなという気持ちだった。早く生活が戻って欲しいし、受験も大切なので勉強に力を入れていきたい」

能登町では12日以降、順次、町内のほかの小中学校でも平日に数時間程度、子どもたちに学校が開放される予定です。