能登半島地震から11日目を迎えました。被災地は今年一番の冷え込みとなる中、避難所での生活が続く人の金沢方面への“2次避難”も本格化しています。

発災11日目も、各地で懸命な捜索活動が続いています。


JNN取材団 川口佳太 記者
「輪島朝市の火災現場です。今季最低気温と冷え込む中、きょうも捜索が行われています」

この冬一番の寒さとなった11日朝の被災地。志賀で-4・5度、輪島では-1・7度と各地で氷点下の冷え込みとなりました。

JNN取材団 大野和之 記者
「午前9時過ぎです。南志見公民館にヘリの第一便が到着しました」

「離れるのは、本当は嫌」孤立集落からの脱出

道路の寸断で孤立した輪島市・南志見(なじみ)地区。被災者の集団避難が10日から始まり、11日朝も希望する人が自衛隊のヘリに乗り込みました。

孤立集落に住む男性
「この地域は全滅。また元に戻るかどうか。1年か2年後にならんと帰れないって。何とか帰ってきて再生したい」