県は8日、金沢市にあるいしかわ総合スポーツセンターを能登地区からの被災者を一時的に受け入れる「1・5次避難所」として開設しました。9日午後には奥能登2市2町の被災者の受け入れも始まりました。

大規模な災害が発生した際県は、自宅の復旧や仮設住宅の準備が整うまでの間、「2次避難所」として被災地以外のホテルや旅館を活用することにしていますが、その中継拠点となる「1・5次避難所」を金沢市のいしかわ総合スポーツセンターに開設しています。

雪の影響で8日見送られた奥能登2市2町の被災者の受け入れも翌9日から始まり、避難者11人を乗せたバスが午後に到着しました。

輪島市から避難してきた女性
「おなかの赤ちゃんの命を助けてもらえたのはすごく感謝している。夫が自治体職員でまだ向こうで頑張っているのでちょっと苦しいんですけど、“絶対生きて会おうね”と言って来た」

この「1・5次避難所」は高齢者や障害がある人、就学前の子どもとその家族が優先して利用することになっていて、避難者の宿泊先への移動は早ければ10日にも始まる予定です。