金沢市と富山市で百貨店などを展開する大和は12日、中間決算を発表し、主力の百貨店業が堅調に推移したことから売り上げ高、利益ともに前の年度を上回る増収増益となりました。

大和の2024年2月期中間の連結の売り上げ高は、79億2700万円で、前の年度の同じ時期と比べ2億4000万円の増収となりました。また経常利益は2億500万円となり、1億2800万円の増益となりました。

大和によりますと、ホテル業では宿泊部門の回復が遅れたものの、主力の百貨店で6月に香林坊店1階の化粧品コーナーを全面改装して顧客ニーズの高い新商品を取り揃えたほか、8月には食料品フロアの改装に着手し、惣菜や生鮮品などの品揃えを強化したということです。

また「ゆかたフェスティバル」や「ランドセル予約会」といった季節やライフステージに対応した企画を充実させた結果、香林坊店、富山店ともに売り上げは前の年から増加しました。