子どもたちが高級レストランで食育授業を体験です。石川県小松市では、一流シェフ直伝の味覚について地元の小学生が学びました。
10日は、小松市で廃校となった校舎を改装した観音下町のオーベルジュオーフに荒屋小学校の6年生32人が集まり、総料理長の糸井章太シェフから塩味や酸味など食に欠かせない味覚について理解を深めました。
糸井章太 シェフ
「食べるって本当にみんなが今まで成長してきた一番の基礎にある部分なので、それを再確認していきたいなと思います」
用意されたのは小松市特産のトマトに、砂糖や塩、酢に鰹節、そして苦みのあるチョコレート。ドレッシングにもよく使われる酢は、子どもには少し刺激のある酸味とあって、酸っぱそうな表情を見せる児童の姿もみられました。
児童らは、薄切りにしたトマトに調味料をかけたり、そのまま食べたりして、それぞれの味覚の違いや特徴を学びました。
児童は…
「トマトに酢をかけると甘みがあったのでびっくりした」「何かをかけるだけでいろんな味が楽しめることが分かった」
授業はレストラン側のボランティアで開かれ、子どもたちは学校では体験できないレストランでの実習を通して食への興味を高めていました。