野々市市内の中学校で今年度、いじめにおける重大事態が発生した問題で、野々市市の大久保邦彦教育長は、速やかに第三者による調査委員会を設置したいと述べました。
野々市市 大久保 邦彦 教育長 :「1日でも早く開きたいというふうに思っている」
関係者によると今年度、野々市市内の中学校で女子生徒が複数の生徒から無視されるなどのいじめがあり、女子生徒はその後、転校したということです。
20日開かれた市議会の教育福祉常任委員会の中で大久保 邦彦教育長は、いじめにより生徒の生命、心身、財産への重大事態に該当した事案があったと報告しました。

市教委ではいじめを受けた保護者の意向を受け、第三者調査委員会の設置に向け、現在弁護士会や臨床心理士会などの団体に依頼し委員を選定しています。
大久保 教育長:「(今回の事案は)これまでも学校の方でしっかりと対応もしてきた。設定させてもらったら速やかに調査を進めていきたい」
野々市市ではおととし2月に、布水中学校で当時中学1年生の女子生徒がいじめを受け自殺し、今年2月には第三者調査委員会がいじめが自殺の原因になったと結論づける報告書を公表しています。