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「流しそうめんで93人食中毒500人調査中、湧き水からカンピロバクター検出。豪雨で水質検査行わず」

石川県津幡町の木窪大滝にある観光名所の「大滝観光流しそうめん」で、料理に使う湧き水の原水から食中毒の原因となるカンピロバクターが検出され、患者は少なくとも93人に上っています。通常は営業開始前に行っていた水質検査を今年は線状降水帯による豪雨で実施できないまま、営業していたことも明らかになりました。

廃業を伝える大滝観光のホームページ

大滝観光は今月5日にホームページで現在、損害賠償の支払いを進めていて賠償を終えた時点で廃業することを発表しています。

インターネットでも多くのコメントが寄せられました。例えば…「検査は営業の直前にやらなければ意味がない」といったコメントや「カンピロバクターってどこから来たのか」とのコメントが寄せられました。

涼を求めるスポットということで私たちもお伝えしましたが、4年ぶりのオープンということで期待していた方も多かっただけに残念でしたね。廃業というのは衝撃ですよね。ビックリしました。ただ湧き水が原因だったということで人数も多くなってしまったんですよね。

さて、食中毒が明るみになってから1週間。93人のほかに、およそ500人が調査中とお伝えしていましたが、その後、石川県薬事衛生課に取材すると、調査は継続して行っているものの、まだ集計を行っていないので現時点での人数は分からないとのことです。一方、金沢市保健所によりますと、お盆明けから8日までに336件の相談が寄せられ、このうち219人が食中毒だと認められたということです。