石川県穴水町では地元産のワインづくりに向け、ブドウの収穫と醸造作業が始まりました。

穴水町旭ヶ丘の能登ワインでは、およそ3.5ヘクタールの畑でブドウの収穫作業が行われ、従業員がハサミを使い手際よく赤ワイン用のブドウ「ヤマソーヴィニヨン」をコンテナへ入れていきました。
収穫されたおよそ5トンのブドウは醸造所に運ばれ、実と茎を仕分けする機械に入れられると、あたりはブドウの甘酸っぱい香りが広がります。

ことしは記録的な猛暑と水不足の影響でブドウの生育が心配されましたが、週1回、水やりを行うなどして、色づきや糖度も十分な品質の良いブドウに育ったということです。
能登ワインの大目裕司製造係長は「今年は生産者と皆さんと一緒になって良いブドウを栽培しましたので、皆さんに美味しいワインを届けられるようにしっかりと醸造していきたいと思います」と意気込みを語りました。
能登ワインでは12万本~13万本のワインの製造を見込んでいて、5日収穫されたヤマソーヴィニヨンは、11月11日に能登ワインヌーボーとして発売される予定です。