「オトモイヤス」って何?専門家に聞いてみた…
金沢市の子どもたちから特によく聞かれたのは、「オトモイヤス」や「オーイェス」といった、なんとも特徴的な言葉。

金沢大学・加藤和夫名誉教授(日本語学)
「原形は『グーキーグーキーで合うたもんや』=グーとチョキで合ったもの同士だという意味」

日本語学が専門の金沢大学の加藤和夫名誉教授によると、こうした表現は金沢で今から5、60年前に使われ始め、その歴史は比較的浅いとされています。内灘町の男性(67)も「そんな掛け声はなかったな」と話していました。

金大・加藤和夫名誉教授
「合ったもの=金沢の方言で『おうたもん』だったのが、子どもたちにとっては意味が分からないので、「あなたと私はお供ですよね」みたいな形で「オトモ」という形が出てきたりしている。子供達は行動範囲が狭い。なので同じ学校の友達同士でさえ通じれば済むので、学校ごとに違ってくるとか、世代が変わると変わってくる。バリエーションが生まれやすい世界なんです」

あなたが普段使っているその言葉。起源をたどってみると、実はその地域特有のもの、なんてこともあるかもしれません。