ヘルメット着用義務化から4か月。
まちなかではヘルメットを着用していない人も多く見られましたが、県警は現状をどのように受け止めているのでしょうか。
石川県警察本部交通企画課 平野洋一警部
「若干ではあるが、ヘルメットの着用が浸透しているのかなと思う。しかしながら、まだまだ着用していない人も多くいるので、今後さらに着用に向けた取り組みが必要であると考えている」
努力義務化を受け、5月のサイクルマナーアップ強化月間に合わせヘルメットの着用率調査を行っていた県警。結果は去年を上回り、着用率は全体で3割ほどに増えましたが、このうち中学生を除くとわずか3・9%に留まりました。

石川県警察本部交通企画課 平野洋一警部
「自転車の事故では頭部を負傷してそれが致命傷となることもある。ヘルメットをなぜかぶらなければならないのかというところの必要性を皆さんに知っていただくという所が必要であると考えている」
命を守るヘルメット。石川県警はその必要性を訴える一方で、高校生などから見た目を気にする意見が上がっていることを受け、県などとともに自転車ヘルメットを使ったファッションショーを予定するなど、課題の着手にも取り組んでいます。

現状根付いているとはまだ言えないこのルール。町の人の声にどのように応えていくのか、着用率の向上を掲げるうえで引き続き考えていく必要があります。