危険な暑さが続く中、金沢市消防局の指令センターには、熱中症の症状を訴える救急要請が相次いでいます。その現場に密着しました。

通報者
「いま全く反応がないです」
消防署職員
「そしたら心臓マッサージをお願いしたいんですけど」

慌てる通報者…つとめて冷静に応対する

金沢市とその周辺を管轄する金沢市消防局消防指令センター。
ここでは、かほく市、金沢市、内灘町、津幡町の2市2町から合計9人の消防職員が交代で通報を受けています。

午前8時20分。
既に気温が30度を超すなか、24時間勤務の職員が次の職員に引き継ぐ朝礼で呼びかけられたのは…

朝礼

金沢市消防局・沢田寛 情報指令第2係長
「熱中症警戒アラートも発表されています。熱中症にかかる通報、複数入電が予想されますので、注意願います。」

この時点で金沢市内の救急出動は16件と普段より少なめですが、職員の警戒が緩むことはありません。救急出動は、午前6時半ごろから増え始め、夏の時期は午前9時半ごろから熱中症の通報が相次ぐといいます。すると…