加賀市の中学生が市への要望を発表する「子ども議会」が2日、開かれました。

子ども議会は議会や市政に関心をもってもらおうと加賀市議会が企画しました。
議員となったのは市内の中学生12人でそのうち1人が議長役を担いました。
上口一生輝さんは片山津温泉の足湯に設置されている源泉を飲むためのコップについて質問しました。
上口一生輝さん:「(衛生面からも)使いまわしのものではなく、紙コップにしたらどうかと考えます」
それに対して深村 富士雄 副市長は「以前、試験的に紙コップを設置したところ利用者のマナーの悪さが問題となり現在はやめているが、今後関係機関と相談したい」と答えました。

また高田環菜さんは「学びたい気持ちを後押しするため選択授業を導入してはどうか」と質問しました。
島谷 千春 教育長は「2学期からAIドリルを導入する予定で、個々の興味・関心に応じた学びも進めやすい環境になり、生徒が自ら選択する幅も広がっていく」と答えました。
高田環菜さん:「回答してもらったことで、あ、声届いたんだなという実感はすごくあった。(子ども議会を)ぜひ増やしていくべきだと思う」

舌戦を繰り広げるというような議会にはなりませんでしたが、執行部の丁寧な答弁に生徒たちは納得した様子でした。