航空自衛隊によりますと、2日から石川県の小松基地で予定されていたイタリア空軍との共同訓練は、開始が延期されることになりました。
航空自衛隊小松基地によりますと、訓練に参加するイタリア空軍の戦闘機と隊員らは、2日夕方に小松基地に到着する予定でしたが、イタリア空軍から到着が遅れると連絡があったということです。新しい到着の日時は分かっていません。
このため、航空自衛隊は予定していた出迎え行事などを延期すると発表しました。
航空自衛隊とイタリア空軍の共同訓練は「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ、戦術や技量の向上などを目的に2日から10日までの日程で予定されていて、航空自衛隊からは小松基地のF15戦闘機など5機、イタリア空軍からはF35A戦闘機など10機と160人が参加します。
一方、訓練をめぐっては「中国との緊張関係を高める」として、ピースセンター小松をはじめ市民団体が基地や地元・小松市に対して訓練の中止を申し入れています。