全国の小中学生を対象に4月に行われた全国学力・学習状況調査の結果が31日に公表され石川県はすべての科目で全国平均を上回りました。

「全国学力・学習状況調査」は、文部科学省が毎年小学6年生と中学3年生を対象に実施しているものです。県内では1万7千人余りの児童・生徒が参加しました。科目は小学校と中学校でそれぞれ国語と算数・数学が、そして中学校では4年ぶりに英語が実施されました。

調査の結果、小学校の平均正答率は国語が全国1位(72%、全国は67.2%)、算数は東京都と同率の1位(67%、全国は62.5%)となりました。

小学校の結果

中学校の平均正答率は数学が全国1位(56%、全国は51.0%)、国語が福井と同率で2位(73%、全国は69.8%)でした。
また英語は全国4位でした(49%、全国は45.6%)

中学校の結果

県教育委員会はこの結果について、小学校・中学校ともに地道な取り組みを近年継続して、今年度もトップクラスの水準を保つことができたとしています。

県教委は2009年度から金沢大学と連携して結果を分析、学校現場に生かせる指導事例を作成して配布し、教育指導に反映させています。