世界の美術史が大きな変革期を迎えたとされる、19世紀から20世紀の西洋と日本の名画を集めた美術展が28日から、金沢で開かれています。金沢市の県立美術館で始まった、「東西近代絵画名品展」
1983年に設立された東京富士美術館が所蔵するおよそ3万点の中から、近代美術を代表する西洋絵画をはじめ、同時期に国内で活躍した日本画など59点が展示されています。

なかでも、クロード・モネによる「睡蓮」は、自身の自宅にあった日本庭園の池を舞台に、色彩の明暗の差を極力抑えた繊細なタッチで描かれた作品です。主催者によりますと、モネの名作とともに同じ印象派の巨匠、ルノワールの作品が同時に数多く鑑賞できるのは、非常に珍しいということです。この展覧会は来月27日まで開かれます。