夏の甲子園をかけた1枚の切符、掴んだのは星稜でした。全国高校野球石川大会は27日に決勝戦が行われ、星稜が2年連続22回目の優勝を果たしました。
甲子園まであと1勝、勝つのは星稜か、遊学館か。石川県立野球場で開かれた決勝戦。初回で星稜は連打でワンアウト1塁3塁のチャンスを作ると、4番近藤が右中間を破るタイムリースリーベースで2点を先制します。
3回表には、7番萩のホームランなどで5対1とリードを広げた星稜でしたが、遊学館も黙ってはいません。
3回ウラにはタイムリーエラーや押し出しなどで、遊学館は5対4まで追い上げます、じりじりと点差を縮め、迎えた6回。遊学館の打席には8番吉田。左前のヒットで試合を振り出しに戻します。星稜は8回に勝ち越しのランナーを二塁に置き、5番萩原がセンター前へのタイムリーヒットで均衡を破ります。最後まで粘った遊学館でしたが、星稜が6対5で甲子園出場を決めました。
星稜高校 服部翔・主将
「昨年は先輩たちが悔しい負け方をしてしまっているので、自分たちはその“借り”というのを、しっかり、甲子園の舞台で返していきたいと思います」