石川県加賀市で19日、クマ1頭が観光施設「月うさぎの里」に侵入しましたが、その後の行方が分からなくなり、捜索は夕方で打ち切られました。建物内でクマを目撃した「月うさぎの里」の宮谷正志社長に当時の様子を聞きました。

月うさぎの里・宮谷正志社長
「レストランの1階から2階へ行く階段の踊り場でガリガリやっている姿を見た。1メートル60から1メートル70センチくらい。ちょうど自分の背丈くらいで本当に怖かった」

クマが逃げていったとみられる階段の踊り場=宮谷社長提供

クマはどこから?

「入ってきたのは厨房の裏口から。売店の中に行って、それからレストランの端から逃げ場所を探したんだろう。そこから階段の踊り場にたどり着いて、ここで逃げようとしたけど、結果的にここ(階段の踊り場)の窓のカギがガリガリやっているときに開いたので、そこから逃げていったということを警察と猟友会が判断していた。ボイラー室には足跡までは分からなかったけど、たぶん侵入しただろうというのが猟友会の判断。外に出て屋根伝いで、ずっと逃げて行ったらしい」