今月12日、線状降水帯によって猛烈な雨が降った被災地で初の週末を迎えた15日、石川県内では厳しい暑さの中、住民が復旧作業にあたっています。
日中の最高気温が34.6度と真夏日を観測したかほく市。大雨により甚大な被害を受けたかほく市多田では、住民たちが汗を流しながら住宅の敷地に入った泥の掃除などを行っていました。

住民
「暑くて、あとゴミを処分するだけ。車は水没して廃車になってしまったけれど」
一方、復旧作業が進む中で被害にあった住民の中にはすぐに解決できない問題に直面している人も多くいます。
住民
「くさい、麹みたいな臭い、食べられない」
こちらの農家では冷蔵庫に保管していたコメが水に浸かる被害にあいました。

また、裏庭の崖が大きく崩れ、一室に土砂が流れ込み、部屋が使えなくなってしまった住宅も。

住民
「たぶん部屋はそのまま使えない感じなので、取り壊すしかないと思う」
一方、馳知事はきょう内灘町、かほく市、津幡町の被害が大きかった地区を視察し、全容の把握を進めていました。