石川県加賀地方では12日夜、線状降水帯が発生し、津幡町やかほく市では土砂災害や川の氾濫が相次ぎました。14日にかけて、再び雨の降り方が強まる予想で、土砂災害に警戒が必要です。

加賀地方は12日夜、発達した積乱雲が次々と連なる線状降水帯が発生し、かほく市では観測史上最大となる1時間に85.5ミリの猛烈な雨を記録しました。

石川県のまとめによりますと、これまでにかほく市で57棟、津幡町で13棟が床上や床下浸水などの被害を受けました。

能瀬川が氾濫し住宅が床上浸水した津幡町中山地区=13日午前

前線が再び北上するため、石川県は13日夜のはじめ頃から14日昼前にかけて激しい雨の降る所があるでしょう。

14日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で120ミリの予想です。

すでに地盤の緩んでいる所もあり、少しの雨でも土砂災害が発生する危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に警戒してください。