石川県は10日、各地で気温が上昇し、小松で34.6度を観測するなど、猛暑日に迫る暑さとなりました。一方、11日にかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

金沢と小松では9日夜からの最低気温が25度を下回らず、今年初めての熱帯夜になりました。10日日中も、小松で34.6度、金沢で34.5度と、猛暑日に迫る暑さとなり、羽咋市のスイカ畑で50代女性が意識もうろうになるなど、県内で6人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。

一方、停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、11日にかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。

11日午後6時までの24時間に多い所で60ミリの雨が降る見込みで、12日午後6時にかけてさらに50ミリから100ミリの雨が降るでしょう。雨雲が予想よりも発達した場合は警報級の大雨となるおそれもあります。

これまでに降った雨ですでに地盤の緩んでいる所もあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。