走行時に二酸化炭素を排出しない「究極のエコカー」としていま、水素燃料で走る燃料電池自動車=FCVが注目を集めています。

燃料電池自動車に水素を充てんできる「水素ステーション」が26日、石川県内に2か所、オープンしました。「水素ステーション」は、輪島市ののと里山空港と金沢市の県地場産業振興センター敷地内の2か所設けられました。

のと里山空港では、開所式が行われ、馳知事をはじめ能登地区の市長や町長らがオープンを祝いました。

のと里山空港での開所式



二酸化炭素は、地球温暖化の原因とされ、石川県でも「いしかわゼロカーボンドライブプロジェクト」を立ち上げて二酸化炭素を排出しない水素を燃料とする”究極のエコカー”燃料電池自動車の普及を目指しています。

牛田和希アナ
「初めての燃料電池自動車乗ってみます。ちょっと緊張しますね、うわーなんか、全然違う感覚。これで(エンジン)かかっているんですか?ちょっとアクセル踏むだけで、すごく優しくのびていく感じです。遠出したくなるな~!」

燃料電池自動車「ミライ」に試乗する牛田アナ



馳浩知事
「まずは石川県で2箇所準備しましたが、あとは19の市町に出来れば。19の市町の役場にステーションがあれば、なんとなく安心して県内も運転できますし、レンタカーもあれば観光客向けにも良いと思います」

水素ステーションの増設を目指す馳知事


今回は、県内全域を周遊可能にするため能登と金沢に「水素ステーション」を作りました。

燃料電池車、普及の課題はいかに「水素ステーション」を増やすかにかかっています。

水素ステーション

「水素ステーション」は、原則予約制で火曜と木曜を除く週5日営業しており、水素の供給能力は、一日6台です。水素の価格は、1キログラムあたり1,210円。燃料費は、ガソリン車でリッター20キロ程度の車に相当すると言います。今回、試乗した燃料電池自動車「ミライ」は、750キロから850キロ走行可能だということです。

またトヨタレンタリース石川では能登空港と金沢駅の店舗を中心に合わせて5台配備する予定で、レンタルが可能だということです。

燃料電池自動車(FCV)トヨタ・ミライ