テロへの警戒や災害対応など、さまざまな機能で海の安心・安全を守ります。金沢海上保安部に新たに配備された巡視船「のと」の披露式が7日行われました。

記者リポート
「7日にお披露目された巡視船『のと』です。金沢海上保安部ではこれまでで最も大きく、頼もしい存在です」

全長92メートル、重さ1,250トンの大型巡視船「のと」。2015年から、京都府の舞鶴海上保安部に所属していた巡視船「わかさ」が先月14日に金沢海上保安部に配置換えとなり、名前を変えました。

7日開かれたお披露目式には、乗組員25人と関係者あわせて100人が参加し、船内の見学会も行われました。

巡視船には、一度に多くの物資を積み降ろすことのできる多目的クレーンをはじめ、大和堆周辺での外国漁船の対応にあたる「遠隔放水銃」など、自然災害への対応力と警備体制に重点を置いています。

金沢海上保安部・松居秀明部長
「これまではスピード重視の船があったが、今回の巡視船は水深が深いということで、荒天に耐えられる十分に大きな船体。訓練や連携活動を通じて県民の安全・安心を培っていく一翼となっていきたい」

巡視船「のと」が配備されたことにより、金沢海上保安部は巡視船2隻と巡視艇2隻、あわせて4隻体制となります。