記録的な寒波の影響で水道管が凍結や漏水し、先週から7つの市と町で最大約1万1000世帯に及んだ大規模な断水。最後まで断水が続いてた輪島市でも2日朝までに、残る33世帯に水が通り全ての世帯で復旧しました。
台所の蛇口から流れ出る水。
(住民の高齢女性)
「嬉しいわ」
輪島市では一時、最大で3812世帯が断水する被害が発生しました。三井町仁行の松尾地区でも、先月28日から断水が続いていましたが、2日朝になってようやく試験的に水が通りました。
(住民の高齢女性)
「今朝、起きてトイレ入ったら水出たもんで、うわー水出たって嬉しい、嬉しいわね!」
また、輪島市上下水道局によると門前町井守上坂でも水が通り、これで市内全世帯の断水が解消されました。ただ、にごりなどが発生する場合もあるため、完全復旧までにはもうしばらく時間がかかるということです。
市は何らかの方法で水道料金の軽減措置を検討したいとしています。
(輪島市・坂口茂市長)
「漏水した場合は、ご自分で負担していただくのが基本だと思います。ただ、今のコロナや物価の高騰などあって、生活が厳しいということもあり、何らかの軽減策、減免策を検討していきたいと思う」
一方で、過疎化に伴い増え続ける空き家の問題など、行政が直面する課題は残ったままです。