石川県内は19日、地表の熱が奪われる放射冷却の影響で冷え込みが強まり、金沢市内ではスリップ事故が相次ぎました。
高気圧に覆われた石川県内は、19日朝方にかけて冷え込みが厳しく、11の観測地点のうち7か所で気温が0度を下回りました。
各地の最低気温は白山河内で-1.5度、輪島市三井で-1.3度、輪島では今シーズン最も低い-0.6度、金沢でも0.6度を観測しました。
この影響で各地で路面が凍結し、スリップ事故が相次ぎました。石川県警察本部によりますと、19日午前9時までの24時間に石川県内で61件のスリップ事故が発生し、このうち金沢市内が51件を占めました。
金沢市の犀川にかかる示野中橋では19日午前8時ごろ、車5台が絡む事故が発生し、橋はおよそ3時間にわたって通行止めになりました。
特に路面が凍結しやすい橋の上でスリップ事故が相次いだということです。