子どもたちが夫婦の神様に扮して家々を回りながら、今年1年の厄払いを行う「面様年頭」が14日、石川県輪島市で行われました。

「面様年頭~!!」

輪島市の輪島崎町に400年以上前から伝わる「面様年頭」は、子どもたちが木彫りのお面をつけ夫婦の神様に扮し、氏子の家々を回りながら今年1年の厄除けを願う神事で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

夫婦の神様「面様」が家の前に着くと、サカキの枝で玄関を叩いて「面様年頭」と唱えます。

面様は家の中に招かれ、神棚の前で家主から新年の挨拶を受けます。

「面様」を迎え入れた家主は、「去年は無事ここまで来られたし、今年はまた健康で、コロナが収束して、町全体が明るくなることを願いたい」とコメントしました。

細い路地などを通りながら、約120軒の家々をまわって厄を祓う「面様年頭」、今月20日には面様が逆回りで家々をまわる「おかえり面様」が執り行われます。