職員「死にたい」と相談も…

転機は5月末から6月初頭だった。職員は、同僚の職員2人に対し、「最近死にたいと考えている。業務が回らない」と相談していた。この情報は部長にも共有され、カウンセリングを勧めることになったが、上司が実際に受診したか確認したのは8月21日。その間、職員のメンタルヘルスに実質的な関心が払われることはなかった。
8月25日、職員は災害時応援協定の調印式当日に無断欠勤した。家族が車内で汗だくになり、正常ではない様子の本人を発見した。翌日出勤し、課員に謝罪したものの、同僚は「明らかにおかしく、マウスをただ動かしているだけの状態だった」と証言している。
それでも、業務体制の抜本的な変更はなされなかった。担務の変更は決まったが、実施は10月1日からの予定だった。











