「ちゃんとせいよを、愛してる」
桜木: この本に出てくる男の子も女の子も、みんな「ちゃんとせいよ」って言いたくなるような人たちばかり。でも、きっとヒコロヒーさんは、こういうちゃんとしてない人たちが好きなんだろうな、愛してるんだろうな、と思って読みました。

ヒコロヒー: はい(笑)。
桜木: 決して、こういうウダウダしている男の子たちを嫌いじゃないですよね。
ヒコロヒー: 嫌いじゃないです。
桜木: ご自身の男性の好みは、どういうタイプなんですか。

ヒコロヒー: いや、男の人はみんな可愛いですよ。惹かれるポイントで言うと、人と違うところ、普通じゃないような人は魅力的に映りますかね。私は二十歳から芸人をやっていますが、芸人の世界は男も女も関係なく、みんなだらしなくて、アホでクズみたいな人が多いんです。でも、そういう連中がやっぱり好きなんです。
「かわいそうな人も好き」
ヒコロヒー: だから、真っ当そうに見える人でも、どこかちょっと変なところが見えると「おもろいな」とは思います。あとは、かわいそうな人かな。
桜木: かわいそうな人?

ヒコロヒー: はい。みんなに惨めに思われないように、バカにされないようにって、どこかで突っ張ったり強がったりしている中で、ふと惨めな瞬間が見えたりすると、グラッときますね。なんか、孤独な人とか、捨てられた子犬の目をしたような人とか。
桜木: 不良が好きなんだ。危ないよ(笑)。
ヒコロヒー: そうですね(笑)。でも、世間様が言うところの理想の結婚とか幸せな家庭とかは別に求めていないので。











