二十五代当主・時国健太郎さん75歳、苦難の2年

協会では、図面のない復旧作業を北陸放送が1969年に制作した番組「われら一族~能登の時国~」の映像を活用し作業を進めます。

二十五代当主の時国健太郎さんは、現在75歳。この2年、復旧費用の確保をはじめ様々な壁にぶつかりながら、必死に復旧への道を切り開いてきました。 そんな時国さんが、本格着工を前にして一番の懸念に挙げたのは「自身の健康」です。

上時国家住宅の象徴「御前の間」、別名「大納言の間」と呼ばれた MROアーカイブ映像より

工事が完了するころ、時国さんは86歳になります。 「元の姿に戻った家を、この目で見届けたい」 。先祖が28年かけて築いた家を、11年かけて直す。その長い道のりは、当主にとっても時間との闘いとなります。