学習教材は「推し」のコンテンツと公式問題集、ラジオ

sakoさんの学習コンテンツは、推し関連が中心でした 。インタビュー動画やラジオ番組など、推しに関する情報のほとんどが英語です 。単語や発言内容を調べ、推測することを繰り返すうち、自然に英語力が向上していきました 。

学習のために購入したテキストはTOEIC公式問題集1冊のみ 。無料アプリなども活用し、育児で忙しい合間でも、推し活をモチベーションに、無理なく楽しく学習を継続できたといいます 。

かつては英検の試験に落ちたこともあるsakoさん。「資格取得のため、仕事に必要だから、という目的の勉強は“しなければならない”気持ちが強く、苦しかった」と振り返ります。しかし、「推し活英語」は違いました。

勉強に使っていた公式問題集と推しのバンドのTシャツ

sakoさん「学習したことで、『推しが何を言っているか分かった』『同じ話題でリアルタイムに笑えた』という喜びや成果を実感できることが一番の違いです。成果を感じたことで、もっと知るために英語を勉強したいという気持ちが自然に高まっていきました」 。

一日のルーティンを聞くと・・・

sakoさん「朝は、子供の送り出しが終わり次第すぐにラジオを聞いて勉強し、それが終わってから1日を始める、というルーティンでした。もし働いている方であれば、出社前に始めるようなイメージです。時間的には30分 。ラジオの英語講座を聞いていました。」