超高齢化が急速に進むなか、「虚弱」を意味する「フレイル」の予防に注目が集まっています。

要介護状態の手前ともいえる「フレイル」の要素には、体力的な衰えや認知症などの機能低下だけでなく社会的な孤立もあるといいます。石川県小松市の健康増進施設では「フレイル予防」として県内で初めてeスポーツを採り入れ、今月から一般向けの体験会が始まりました。
MRO北陸放送 松村玲郎キャスター
「やっぱり指を使いますし…頭を使いますね」
パソコン画面にむかって参加者が夢中になっているのは、アクションゲーム。コンピュータ上で繰り広げられる様々な対戦ゲームを指すeスポーツは、若い世代を中心に世界レベルで普及が進んでいて、競技会も盛んに開かれています。種類も対戦型のゲームのほか、サッカーのようにグループで協力し合いながら一緒にプレイするものもあります。

今年5月にeスポーツの設備を導入した小松市の健康増進施設「ダイナミック」では、これまでeスポーツが健康づくりにもたらす影響について研究してきました。