石川県能登地方で19人が犠牲となった記録的豪雨から21日で1年、被災地では黙とうが捧げられました。
石川県能登地方では去年9月21日、線状降水帯による大雨で28の川が氾濫し、関連死3人を含む19人が死亡しました。
当時中学3年だった孫の翼音さんを亡くした喜三誠志さんは21日、自宅があった場所に花を手向けました。

翼音さんの祖父・喜三誠志さん「去年のきょうはまだここで生きていたと思っていますので。もう少し一緒にいたかったなという思いは強いですけど、もうどうしようもないことなので」
石川県の馳浩知事は、塚田川沿いを訪れ、黙祷を捧げて早期の復興を誓いました。
馳浩知事
「まだまだ復旧の途中、復興にはほど遠いという現状もあります。1日1日めど立ててですね。復旧復興に進むことができるように、輪島市などと連携しながら取り組んでいきたいと思っています」
21日は石川県内6か所に献花台が設けられ、地震と豪雨の被災地は鎮魂の祈りに包まれます。