標高これまでより18メートル低く 気温、積雪どうなる?
気象庁の決まりでは、移転前と移転後の観測所の距離が5キロ以内、標高差が50メートル以内であれば、観測データを同じ場所のものとして扱うことができます。
「加賀中津原」のアメダスは「加賀菅谷」から北東に約4.8キロ。金沢地方気象台の金内正文防災管理官も「いろいろ場所を探して、ぎりぎりの所で移設できた」と話します。

そして「加賀菅谷」の標高は83メートル、「加賀中津原」は65メートルで、新しいアメダスはこれまでよりも18メートル低い場所に設置されました。
金内防災管理官は「一般的には標高が下がることで、気温が少し高め、積雪は少なめになることが考えられる。実際に観測してみないと分からない部分もあるが、データとしては同じ地域の気候を捉えていて、問題ない」としていて、これまでのデータも同じ観測所の統計として扱うことにしています。

果たして気温や積雪に影響はあるのか、今後の観測データに注目です。新しいアメダスからのデータは22日午後6時台から受信され、気象庁のホームページで公開されています。