稲村建男石川県議会議員の死去に伴う、定数が1の羽咋市羽咋郡南部選挙区の補欠選挙が2日告示されました。自民系の新人と非自民系の元職の2人が立候補を届け出た選挙は、舌戦が早くもヒートアップしています。

羽咋市羽咋郡南部選挙区の県議補選に立候補したのは、届け出順に、無所属・新人で前の宝達志水町長 宝達典久(ほうだつ・のりひさ)候補(47)と、無所属で元職の会社員 本吉浄与(もとよしきよと)候補(45)です。

宝達典久候補「みなさんが夢を持っていただけるように頑張る。私はしっかりと頑張って、この保守の議席を守る。政争にとらわれず未来志向で皆さんとともに新しい地域を作っていきたい。この地域、そして能登と、県政の発展のために皆さんと一つの心で頑張る」

宝達典久候補

午前中、羽咋市内の神社で出陣式に臨んだ宝達候補は、3月に急逝した自民党の故・稲村建男氏の政治姿勢を継承していくことを掲げ、地域の発展のためには国や県とのパイプが不可欠とし、町長としての経験を武器にまちの復興を訴えました。

本吉浄与候補「復旧、復興。この地域にまだまだ行き届いていない部分も多々ある。皆さんの生活に即した声をたくさんいただいている。それを県政の場から助けていきたい。そういう思いをもって今回立ち上がることにした」

本吉浄与候補

その1時間前には、本吉候補も同じ神社で出陣式を行い、必勝を誓いました。

本吉候補は、県議会議員を3期12年務めた経験と実績から即戦力を強調し、市民、町民のための政治を進めたいと意気込みます。

今回の選挙戦では能登半島地震からの復旧・復興や、安心安全なまちづくり、地域経済の活性化策が争点となります。