石川県能美市の50代男性が、投資家を名乗る者などからSNS上で暗号資産の投資話を持ち掛けられ、現金およそ1200万円をだまし取られるSNS型投資詐欺の被害に遭いました。
警察によりますと、2月、能美市の50代男性がSNS上で投資家を名乗る者の広告を閲覧し、やり取りを始めました。
男性は、やり取りの中で投資に関する講師を名乗る者の別のアカウントを紹介され、「暗号資産の投資の取引所が良い」などとアドバイスを受けたということです。
その後、男性は3月11日から4月9日までの間に、暗号資産の投資金名目で9回にわたり、合わせておよそ1200万円を指定された口座に振り込みました。
男性の度重なる振り込みを心配した親族が詐欺被害を疑ったことで、男性が20日、警察に相談したということです。
石川県警によりますと、県内では2025年1月以降3月末までに、11件のSNS型投資詐欺の被害が確認されています。被害総額はおよそ2億1500万円に上り、同じ時期との比較で2023年の統計開始以降、最悪の状況となっています。