白菜の高騰 平年比で2.7倍の高値

中でも最も価格上昇が見込まれるのは「白菜」です。2月3日の週の時点ですでに高値傾向にあり、キャベツの代替需要も高かったため、小玉傾向ながら前倒し出荷が進んでいました。その影響で、2月下旬から価格が上がると予想されていましたが、既に2月中旬に入ってすぐに価格が上昇し始めています。

主産地の茨城県産の残量が想定以上に少ないのですが、今後の寒波で需要が増加すると考えられます。さらに、九州などの春白菜の出荷が追いつかないこともあり、先週比で2割以上、平年比で2.7倍という高値になっています。この高騰はまだ天井ではなく、今後の価格変動は予測困難です。

スーパーでも1/4カットの白菜が200円を超える中で、比較的安定していたキャベツへの需要も増加し、キャベツも1割以上値上がりしています。キャベツと白菜の高騰に連動して、小松菜や水菜などの他の葉物野菜も価格上昇が見込まれます。