公費解体・道路の復旧が進む

奥能登豪雨の発災から2か月、町野町では再び公費解体が進んでいます。

雪が降ると、重みで新たな倒壊が起こる危険性もあることから、11月だけでもたくさんの家屋や建物の解体が行われました。

公費解体後の跡地 提供:町野町の有志の方

建物の解体により、更地となる土地が増えてきましたが、一方で新しく再建されている場所もあります。

2m近い浸水被害を受けた広江歯科医院も、床の張り替えや壁の断熱材などのやり直し工事を行い、11/9には元々あった町野バス停前の看板が町野町粟蔵に移転されました。

広江歯科の看板の移動作業 提供:町野町の有志の方

内装工事や設備工事が続きますが、開業に向けての準備が日々進められています。

これらの解体や新築・復旧工事に重要な道路も、復旧工事が進められています。

土砂崩れで大規模な崩落が起きた町野町北円山~真久(さんさ)では、9/21の発災時に県道6号が塞がり、夜を徹しての啓開作業が進められました。

輪島市町野町真久 上:9月豪雨前 下:豪雨後の啓開作業 提供:町野町の有志の方

9/21以前の工事では、板で防護壁を作っての土留めでしたが今回は、コンクリの吹き付けに切り替えられたようで、11/17には機材が準備されていました。

輪島市町野町真久(11/17) 提供:町野町の有志の方

雨や雪によるさらなる崖崩れを防ぐため、本格的な復興工事前の仮復旧工事が、本格的な冬に入り、雪が降る前にと、急ピッチで進められています。