二所ノ関親方の「左四つ」を嫌う大の里 それでも「一枚上手」の師匠

【12番目】●大の里(寄り切り)二所ノ関親方○
立ち合い直後から左四つに組んだ両者。左下手で右上手の「左四つ」を得意とする二所ノ関親方に対し、大の里はその逆の「右四つ」を得意とするため、不利な体勢を変えようと右差しを狙うため巻き替えようとします。しかし、親方は巻き替えを許さず前に出ます。7番目の相撲と同じように大の里は巻き替えに失敗し敗れました。

●大の里(寄り切り)二所ノ関親方○

【13番目】●大の里(ひき落とし)二所ノ関親方○
親方の低い立ち合いを受けながらも下がらない大の里。そのまま勢いで前に出ようとしますがまわしに手がかかっている状態ではなく、冷静に見ていた親方が左に回り込むと大の里は勢いよく土俵の外へ。大の里の攻めの甘さを逃さない親方の冷静さが際立つ一番でした。

●大の里(ひき落とし)二所ノ関親方○

【14番目】●大の里(突き出し)二所ノ関親方○
立ち合い頭でいった親方がうまく体を密着させ大の里を後退させます。親方の圧力が勝っていた相撲でした。

●大の里(突き出し)二所ノ関親方○