石川県志賀町のデイサービスの入札に不正に関与したとして、町の元職員の男が略式起訴されたことが分かりました。
志賀町総務課によりますと、略式起訴されたのは最長1年を任期とする会計年度任用で採用された60代の元職員の男です。
元職員は「社会福祉法人はまなす会」に派遣されていた2024年12月、運営する志賀町デイサービスセンターの整備に関する物品購入の入札に不正に関与したとして、公契約関係競売入札妨害の罪で略式起訴されました。
町には本人から12月25日、報告があったということです。
入札は町が事前に選んだ事業者のみが参加できる「指名競争入札」で行われました。
その際に元職員は、参加事業者を8社から入札額を比較するため6社に絞る段階で、町の担当者に選定に関わる提案をし、入札に不正に関与したとされています。
元職員は5年前に定年退職した後、町から再任用され、2025年3月末まで派遣先で勤務していました。
今回の事態を受け稲岡健太郎町長は、「一昨年には前町長が入札に関わる事件で有罪判決を受けており、続けてこのような事案が発生したことを、深く受け止めている」とコメントしています。











