金沢市の人気観光地の1つ、東山茶屋街にある神社で、280年続く伝統の神事「お上がり神事」が5日、行われました。
金沢市の宇多須神社は、加賀藩祖・前田利家公、金沢城の鬼門と呼ばれる方角を守る「毘沙門天」をまつっていることから「毘沙門さん」と呼ばれ、親しまれています。

毎年この時期には、卯辰山の奥宮へ毘沙門天がうつる「お上がり神事」を行っています。
神社では、参加する人たちにお払いが行われた後、白い衣装に身を包んだ人たちが「お上がりじゃぞー」と声を上げながら、日が暮れた東山の風情のある街中を進んでいきます。