北陸電力の松田光司社長は、30日、富山市の本店で開いた会見で、七尾市の七尾大田火力発電所で能登半島地震で発生した災害廃棄物を受け入れる考えを明らかにしました。
北陸電力によりますと地震による災害廃棄物の受け入れは、石川県からの要請を受けたもので住宅などの木材をチップに加工し、石炭とともに発電用の燃料として使用するということです。
現在、発電所の受け入れ体制を整えていて、8月にも受け入れを開始する予定です。
北陸電力・松田光司社長「最大限協力していきたいと思っているが、受け入れ体制なんかもあるので、(余裕のある)土日の体制を今、強化して受けていくということになると物理上は(月に)1000トン近く受け入れられないかなと」
北陸電力の第1四半期の決算は、春先の暖房需要などで電力販売量が増えた一方、燃料費調整価格の収入が減ったことから売上高は1876億円、経常利益は352億円といずれも前年の同じ時期を下回り、3年ぶりに減収減益となりました。
