富山県に本社がある製薬会社池田模範堂は、12日、全国で販売されている「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」に小さな穴が開いていたとして自主回収すると発表しました。これまでに健康被害の報告は入っていません。

自主回収されるのは2021年7月から2022年2月に製造された「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」です。

自主回収となった「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」

販売元の池田模範堂によりますと、去年2月から今年5月にかけて、客から「変色がみられる」との指摘を受けて顆粒などを調べたところ、小分けにした袋の接着不良により小さな穴が開き、薬の成分の一部が分解していたことがわかりました。池田模範堂では、重篤な健康被害の可能性はなく、これまでに被害の報告もないとしています。

石川県内では年間で約200箱が販売されていて、このうち製造番号が101、102、103、201、202の製品が自主回収の対象となります。

外箱底面に書かれた製造番号
分包裏面に書かれた製造番号

返品の受付は池田模範堂のホームページで受け付けています。